横隔膜ヘルニアで結腸切除した開腹手術と、雷で驚いての外傷馬多発事故の処置の翌日は、内部の研修会。
実習馬を借りて、組合の経験5年未満の獣医さんに、馬の診療の基本手技を練習してもらった。
何年前からだろう。
秋に、組合内部の獣医さんに、
神経ブロック
下肢の解剖・関節穿刺
眼・歯の診療
診断学としての直腸検査
などを実習してもらってきた。
しかし、毎年新しい獣医さんが入ってくるので、また基本から講習・実習する必要があると考えた。
静脈注射、鼻カテーテル、直腸検査、など基本手技から、
神経ブロック、腱エコーなど、個人ごとの練習したいことまで、借りた実習馬で練習してもらった。
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海外では、Day One Skills と呼ばれる大学教育目標があるそうだ。
卒業生が、就職1日目にできなければいけないことが定められている。
馬の臨床の中には、神経ブロックも含まれている。
獣医科大学を卒業したら、馬臨床に就く卒業生だけでなく、全員が神経ブロックをできなければならない。
・・・・それは教える方がたいへんすぎるよね;笑
そして、馬の獣医師になるのは1%居ない日本では無駄が多すぎるだろう。
ただ、日本の馬臨床獣医師も、Day One Skills とされている手技は身につけておかないと(・・・・・・・・・・)よね。