頚を切り開いても、骨は見えてこない。
筋肉を剥がして骨が見えても、何番目の頚椎かはわからない。
X線撮影して、確認する。
12孔のブロードLCPを使うことになった。
完成形。
1歳馬の頚椎はとても柔らかい。
そして対側皮質を貫くわけにはいかない。
LCPを頚椎に押し付けるために皮質骨screwが入っていて、
抜けてこないようにLocking cancellus screw が入っていて、
残りはLocking Head Screw が入っている。
さすがに頚椎基部を腹-背方向で撮影するのは厳しい。
しかし、LCPはちゃんと正中に乗っかっている。
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懸念したとおり、覚醒起立はとても悪かった。
立とうとするようになっても後肢がちゃんと使えない。
腰が上がったこともあったが、前肢が開いてしまった。
Anderson Sling でぶら下げると苦しいのか立とうとしなくなる。
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翌朝、馬は自力で立ち上がっていた。
歩ける!
水をグビグビ飲んだ。
青草をバリバリ食べた。
日本人馬外科医による頚椎関節固定の1頭目だ。
なんとか症状が改善されてほしい。
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巣は完成している。
卵を産んだのかどうか・・・わからない。
どうしてそこに居る?
飛び交っているのは二羽だけではないように見える。
なぜ?