なんと!Discussionは田中角栄流に攻める、ことが推奨されている。
(私は田中角栄が名政治家のように言われ、賞賛される風潮を好まない。
それまであった政治家の節度を破壊し、金権政治の権化であったことを忘れたり許してはいけないと思う)
田中角栄流とは、
「初めに結論をいえ。
理由は、3つに限定しろ。
わかったようなことをいうな。
気の利いたことをいうな。
そんなものは聞いている者は一発で見抜く。
借り物でない自分の言葉で、全力で話せ。
そうすれば、初めて人が聞く耳を持ってくれる」
という格言?だそうだ。
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著者は、本書の中で(p124)安易に「・・・だが」とか、「・・・が」を使うことをいましめているのだが、この田中角栄の言葉の紹介の前の文章は「・・・が、」で接続された文章が3つ続いている。
「・・・が、」で文章をつなぐのは便利で、ついやってしまいがち。
しかし、はっきりした逆接でないなら「・・・が、」で文章をつなぐのはやめた方が良い。
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6つの段落構成で書くなら・・・
第一段落で研究結果を要約する。たくさんある結果の中で3つくらい。
第二段落から第四段落で、ピックアップした3つの結果について議論を掘り下げる。
有意差が出なかったときに「傾向がある」「有意差に近い」などと表現することは避ける。
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第五段落で研究限界 Limitation を述べる。
いくつもLimitationがあるなら、最初からそんな研究をするな。ごもっとも。
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第六段落で研究の結論を述べる。
落ち着いて、謙虚に。
「今後大規模な前向き研究が必要である」などという定型文を入れることは、避ける。
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さて、投稿したら、reviewerとの闘いが待っている・・・・
(つづく)
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先日の早朝の月と星。
月食かと思うような月だった。