EBM
Evidence Based Medicine と言われて久しい。
Evidence に基づいた医療をしましょう、との提唱。
伝統とか、因習とか、迷信とか、習慣とか、推察や憶測ではなく、
確証と呼べる診断に基づいて、根拠と呼べる情報に沿って、信頼しうる診療をしましょう、ということ。
それには、evidenceを残しましょうという部分も含まれるのだろう。
われわれなら、Evidence Baced Veterinary Medicine だ。
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症例報告、症例集積は学術情報としてはレベルが低いと言われがち。
しかし・・・・・
これは、よく示されるEBMにおけるピラミッド。
対照 control を置けない症例報告はEBMにおける根拠としてレベルが低い、とされるが、
in vitro の実験研究や
論説よりレベルは上。
「論説・専門家の意見」とあるが、成書、教科書もこれに相当する。
症例を報告してもevidenceとして程度が低いと卑下することはない。
臨床において症例とは事実だから、
それは集積して分析できれば横断研究(調査)にもなるし、
群分けできれば症例対照研究にもなるし、
Randomised Controlled Trials (RCT) の基礎にもなる。
このEBMピラミッドは
「医学論文査読のお作法」より。
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職員住宅を引き払い、引っ越しした。
長年使ったタンス類は処分してもらう。
今は地震でも倒れないように大きな家具は固定することが推奨されている。
阪神大震災以降のあちこちでの大地震からの教訓だろうと思う。
金具で壁に固定し、天井に突っ張り棒してあった。
スクリューの長さと本数が、家族を守る愛の印;笑
整形外科骨折内固定に通じるものがあるな。