11月に育成馬が下顎を骨折した。
片側だけだったが、プレート固定した。
子馬とちがい固形物をバリバリ食べないとならない育成馬や成馬では、固定してやらないとなかなか食べられるようにならず、痩せ衰えてしまいがち。
そして、下顎骨折は口の中への開放骨折であることがほとんど。
固定してやらないと、口の中から骨折に沿って感染が伸びてきて、下顎外側へ自潰することが多い。
この瘻管は、慢性化するとなかなか治らない。
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この育成馬は痩せることなく、順調な経過だったようだ。
プレート周りもひどい感染は起こらなかった。
年明けて、プレートを抜きに来た。
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1月26日、那須塩原市で行われる全国公営競馬獣医師協会の研修の中の1日は骨折内固定の実習を行います。
馬の下顎骨折のプレート固定も練習していただけます。
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図書館で借りて、年をまたいで読んだ。
瀬戸内海を支配していた村上海賊について知ることができて面白い。
泉州の侍、海賊、の気質がうかがい知れて、関西人としては懐かしさもあり楽しい。
ヒロインはそれなりに魅力的。
しかし、全体にリアリティーに問題がある。
劇画の原作としては良いかもしれないし、
映画やドラマのシナリオのように描きたいのかもしれないが・・・・
死に逝く者がしゃべりながら死んでいくとか、
切り刻まれた者がまだ太刀を振るって躍動するとか、
ありえないから。
そして、残虐。
命を軽視している。
残酷で乱暴者のヒロインが、たまたま知り合った門徒の子どもや年寄りを助けたくて命をかけるとか、
家を守り、息子を守りたい大男が、誰かの息子であり、誰かの親である兵をためらいなく殺し続けるとか・・・
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午後、組合内部の経営状態説明と組織・待遇変更についての説明会。
人それぞれに家族も含めて生活があり、仕事についても夢や思い入れがある。
それを軽視するような運営をしたら、今より悪くなり崩壊しかねない。