夏の朝。
出勤したら当番チームが開腹手術中。
夜中にも結腸捻転が来て、その馬は結腸の虚血性損傷はかなりひどかった、とのこと。
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しかし、この馬は骨盤曲切開部の粘膜の色調、浮腫、出血具合も悪くない。
しかし、これくらいの結腸の状態なら良好な経過と予後が期待できる。
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今日、日中来た繁殖雌馬の結腸捻転。
結腸の色調はかなり悪く、それは捻転整復で改善されたものの切開部で見る粘膜は回復が期待できないほど悪かった。
こうなると粘膜は一度壊死して再生してもらうしかないのだろう。
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ケンタッキーの馬外科医たちは最近は結腸を術創から引っ張り出さず、腹腔内で捻転を整復し、結腸を固定して手術を終えているらしい。
しかし、結腸の損傷がある程度になったら結腸を空にしてやり、回復する時間を与えてやることは大切なことだと私は思う。
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暑い夏・・・・・・でも家の中のほうが暑かったりする;笑