発症翌日もかなり痛い。
第一指骨をワイングラスにたとえる馬外科医もいる。
上と下が幅広く、中央でくびれたその形状と、もろさ、弱さからだろう。
USAでは骨折の評価にCTが使われるようになり、第一指骨が思いもよらない方向に割れやすいことがわかってきている。
だから、「あ~縦骨折か」と安心しないほうが良い。
x線画像で骨折線が見えない部分に想像でスクリューを入れることもしてはいけない、とされている。
あるところから思わぬ方向に亀裂が入っていて、固定するつもりのスクリューが骨を割ることになるかもしれないからだ。
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関節面近くにスクリューを2本入れて関節面の亀裂をしっかり圧迫する。
これには馬外科医のあいだでも賛否両論あるようだ。
スクリュー3本で近位部を内固定し、骨体中央にスクリューを1本加えた。
骨体近位から中央部までの縦骨折だけでなく、遠位部にも損傷があるのだろう。
しかし、詳細に把握することはできないし、有効に内固定する方法もなさそうだ。
長めにキャスト固定することで対応する。
しかし、術後も強い痛みが1週間ほど続いた。
対側肢の蹄葉炎予防に気を使うが、痛みは防御反応でもある。
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園芸品種も多いが、野草としてもあまりに強い。
でも、あまりに増えすぎるので嫌われている。
庭にノラニンジンを植えようと考えるのはヘンかな・・・・・?