前日、疝痛を起こした繁殖雌馬が、ひどい疝痛ではなかったのに、翌朝には死んでいた、とのことで剖検。
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直腸の破裂部位は、骨盤の前縁あたりで、ちょうど獣医師が直腸検査でよく触るあたりだった。
直腸にはかなりの大きさの孔があり、穿孔というよりは破裂、といった方が良い。
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確認してもらったところ、この馬は3週間前に直腸検査を受けたあとは誰も直腸検査していない、とのこと。
ごくまれにだが、馬の直腸は破裂してしまうことがある。直腸検査による穿孔ではなく、だ。
これは記録し記憶しておく必要がある。
たまたま直腸検査を受けていた馬だと、「直腸検査で孔をあけた」ということになってしまうからだ。
以前にも直腸検査と関係しない直腸破裂の馬を剖検したことがある。
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繁殖雌馬だと直腸検査を何度も受けている。
それで、直腸に憩室ができている馬がいる。
その部位で便秘をしたりすると、それが元で破裂することはありうるかもしれない。
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見えないとこまで行くなよ。
落ちるなよ。
だけど今日はやめとこう。