6ヶ月齢の黒毛和牛が、今日から右前肢の跛行をし始めた、ということで肩甲骨の骨折を疑われて来院。
肩甲骨は薄い板状の骨なので、横方向だけでは折れているのを診断しそこなうことがある。
それで、この角度の撮影もした。どうやって撮ったかわかるかい?
やっぱり折れてない。
しかし、負重はできるものの、かなり痛い。
肢を触られるのも嫌がる。
よく観ると、蹄冠部が腫れていた。
キシラジンで麻酔して、寝ないので胴締めをかけて倒して、よく消毒して、
針を刺したら血様の濁った関節液が吸引できた。
シリンジで注入・吸引を繰り返して関節洗浄し、抗生物質の関節内投与と全身投与をした。
骨髄炎を起こしていないことはx線撮影で確認できている。
関節穿刺の前には超音波画像で関節液増量も確認した。
末梢血も採血し、全身の白血球数が18,500/μlと増えていることが確認された。
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GW高齢の恒例のゴミ拾い。
でかいコーラのペットボトルを飲み残して捨てたお前の知性も財布も小さいな。