2歳馬が坂路調教の途中で跛行を示し、そこから厩舎まで1km歩いて帰った、とのこと。
この画像だけだと、そうは見えないかもしれないが・・・・
骨折線は螺旋状に近位方向へと伸びている。
もっと伸びていたら、ダブル・プレートかな?と思ったが、なんとかLCP1枚でやってみることにした。
遠位部はラグスクリューを2本入れて圧迫固定した。
それからLCPを骨膜上に作った皮膚トンネルに入れて、遠位2本はラグ法でプレートスクリューを挿入した。
近位から2本目、近位から9本目のスクリューはLCPを骨に押し付けるために皮質骨スクリューを入れた。
あとはLHS(ロッキング・ヘッド・スクリュー)で固定した。
全部で15本のスクリューと13穴ブロードLCPで固定した。
ハーフリムキャストを巻いて、吊起帯を着けて麻酔覚醒させた。
キャストは4-6週間は巻いておきたい。
寝起きさせない方法もあるが、それはそれで馬に負担になるので、寝起きできるようならさせることにした。
あとは術後管理と幸運を願うしかない。
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TRS、好いな;笑
とても使いやすい。
ドリリングがスピーディー。
回転スピードの問題だけではないように感じる。
回転軸にブレがないからか?
トリガーはかなり敏感で、ゆっくり回したいネジ締めやタッピングには注意が必要。
でも、逆回転も容易にできるのでパワータップも意外に問題ない。
ネジ締めもとても楽。
手術時間の短縮は麻酔の安全、感染率の減少、薬剤費軽減につながる。