肢の骨折で、ひどい折れ方をしているとプレートを2枚入れなければならない。
ダブルプレート。
しかし、プレートを3枚入れることはまずない。
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この1歳馬は他の馬と一緒に牧柵へ激突したのだそうだ。
外見上はさほどひどい骨折に見えないが・・・・・x線撮影ではひどい陥没骨折であることがわかった。
段差の部分で皮膚を開けると、すっかり顔面の骨が陥没している。
これをなんとか持ち上げなければならない。
この部分より鼻先側も陥没しているが・・・持ち上げられそうになかった。
鼻先に近づくと唇や鼻翼を動かす筋肉や神経が骨を覆っている。
骨の下も空洞がなく、骨自体も固い。
鼻道や副鼻腔の狭窄にはつながらないだろう。
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今日は、
当歳馬の脛骨近位成長板骨折から6週間経って、経過も良さそうなので、プレート・スクリュー・ワイヤーの抜去。
午後は、1歳馬の副管骨損傷にできた骨瘤の部分摘出。
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きのうは、疝痛馬3頭。
この青草の季節。馬は青草をたらふく食べている。
厩舎に入れたからといって、飼い付けする必要はないと思う。
「食べすぎ」は問題を起こすだけだ。