手術中も、手術後も鼻では呼吸できないので、気管切開し、そこから気管チューブを入れて吸入麻酔する。
麻酔覚醒後は金属製の気管鏡に付け替える。
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ついで、喉頭切開し、まず腹側を切る線鋸を通す。
これには両端をヘアピンに曲げたワイヤーを使った。
喉頭切開部から左右の鼻孔へワイヤーを通して、それに線鋸の先を引っ掛けて引張るのだ。
それから、長い鉗子で鼻中隔をつかみ、その背中側へワイヤーを通す。
(右)
このあと線鋸を動かすと、線鋸は鉗子の上を滑り鼻骨の下へ行き、そこから鼻中隔の背側を鼻先の方向へ切ることになる。
その後、腹側の線鋸で腹側も切る。
鼻孔から届くギリギリのところで中隔を背腹方向にメスで切っておいたところまで。
中隔が切れたら、大きな鉗子で掴んで引っ張り出す。
引っ張り出したら、作っておいた止血用の詰め物(ストッキネットにガーゼを詰めて血管収縮薬を浸み込ませてある)を詰める。
(左)
(つづく)
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風は強いが幸い追い風だ。
ただし、もう流れはそんなに速くない。
漕がないとスピードが出ない。
しかし、この漕げない同乗者がとても邪魔。
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しかし、放牧されている牛も馬も見なかった。
まあ、私には珍しくもないのだけど;笑。