日曜日、前から頼まれていた競走馬の診察。
跛行もある。
それで飛節が伸びてしまい、さらに球節も沈下している。
この障害は、外科的に「この方法で治せる」というのがまだないようだ。
試してみたい方法はあるが、この馬はもう競走馬として高齢で、経過が長すぎるように思う。
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月曜午前は、黒毛和種子牛の陰睾。右側だけ。
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今週、私は検査当番。
午後は、2歳育成馬の飛節OCDの関節鏡手術。
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生まれつき肛門が閉じているのを”鎖肛”と呼ぶ。
踏ん張ると肛門があるべきあたりが膨らむようだった。
切開してそこまで直腸が来ているなら外科手術で肛門をつくることはできる。
肛門部の皮膚を切開し奥まで鈍性に剥がしてみたが、直腸は来ていない。
開腹したら、ひどく膨満した結腸らしきものがあったが、そこで盲端になっている。
骨盤腔まで伸ばせない。
これは鎖肛ではなく、小結腸・直腸欠損だ。
あきらめることにした。
右膁部あたりに人工肛門を造る方法もあるかもしれないが、その状態で肥育するのはリスクがありすぎる。
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この春はハンガリー、韓国からを含めて、10名あまりの獣医科学生がやってくる。
期待してるゾ
何を;笑