この1歳馬は飛節何腫になってX線撮影された。
OCD(離断性骨軟骨症)はないが、第三足根骨の盤状骨折がみつかった。
不思議なことに、跛行したことはないし、今も普通に放牧しているとのこと。
来院して、対側肢も撮影してみたら・・・
第三足根骨に亀裂らしきものが見つかった。
ここが折れ易い馬っているんだろうか・・・・・?
盤状骨折は4.5mmスクリューで固定した。
命あるものだから大切にしたい、という飼い主さん。
うまく固まって、足根関節がDJD(変形性関節症)をおこさなければ、調教・競馬に耐えられると思う。
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季節はずれの実習生が来ていた。
「大学の1年分の診療を観れたんじゃないの?」
と訊いたら、
「6年分観れました」とのこと。
大学院で勉強してたり、ニュージーランドで麻酔専門医のコースへ進みたいとか、ドイツの馬病院で働くことが決まっているとかの3名。
いまどき珍しいかもしれないが、日本の馬診療も負けずに進んでいかないとね。