今年は・・・・・
疝痛開腹手術は相変わらず多かった。多くが助かるようになっているが、2回目以上の開腹やこじれる症例もある。まだ向上の余地もあるのだろう。
骨折治療では、仔馬の中足骨骨折を助けることができた。LCPはたしかに馬のボッキリ骨折治療を進歩させたと思う。Richardson教授が来日して講演してくれたのが2010年。香港でのAO course で学んだのが2015年。
子牛の骨折内固定の講習と実習にあちこち行った年だった。長野、上川、オホーツク、十勝。去年の宮崎に続いて、本格的な実習を受けた牛の獣医さんも増えた。さて、プレート固定手術は牛の診療に定着するか?
外部の獣医さんがたくさん研修に来た年だった。10名ほど。あちこちから。ちがう地域や職域や団体の様子を聞けるのはわれわれにとっても刺激と勉強になる。われわれが求められていることでもある。うちではあくまで参加型研修なのだが、要望に応えられるようでありたい。
年齢による衰えをさらに自覚した年だった。GWすぎから頚が痛くて不調だった。休むべきか鍛えなおすべきかわからなかったが、どちらでもなく衰えないように頑張るしかないのだとはっきりした。
今年は組合が合併し、職場の名称が変わり、いろいろな仕組みも変わった。
来年は、また大きな変化がある年になるだろうと思っている。
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そんな年末、29日は、
午前中、2歳馬のTieback&Cordectomy。
1歳のときから喉なりしていて、競馬デヴューさせたがダメだった。とのこと。
年内に手術して、来年あらたにガンバレ!
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午後は、当歳馬の大腿骨大腿滑車のOCDの関節鏡手術。
開腹手術で助かった馬で、放牧を始めたら左右の後膝が腫れて、跛行もある。
もっと時間をおいた方が良いかとも思ったが、けっこう跛行が強いようなので、年内に手術することにした。
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30日は、
土曜休日態勢。
ことし最後の血液検査業務。
土日休みで、正月5日まで休みの会社は、この年末年始は10連休なのだそうだ。
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私は年末年始の間に、症例のデータ整理をしたい。
その前に、学術雑誌への論文の審査をかたづけたい。
年明けの研修の準備もしたい。
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それでは、皆さん良い年をお迎えください。