正月三が日、ってのはやってはいけないこと、が昔は言われていたらしい。
・掃除をしてはいけない。
正月には神様が福を持ってやってきてくれている。それを掃き出してしまうなどもってのほか、ということらしい。
これは、正月は日常の作業から解放されてゆっくり休め、ということなのだろう。
・刃物を使ってはいけない。
正月から「縁」を切ることになるから。刃物も正月はやすませてやる。ということらしい。
これは、正月から怪我をしないように、ということなのだろう。
・火を使う煮炊きをしてはいけない。
煮炊きをすると灰汁(あく)が出る。これが悪を出す。につながるから、ということらしい。
これも、正月は家事も休め、ということだろうし、正月から火事をだしたりしてはいけない、ということなのだろう。
・四つ足動物をたべてはいけない。
正月から殺生をするな。仏教徒として?精進料理ですごせ、ということらしい。(正月は神事だろうな)
・けんかをするな。
帰省やお年始回りで人に会う機会も多いのだろうが、争いごとをさけよ、ということだろう。
・お金を使ってはいけない。
正月から出費を避ける。その一年の質素倹約のはじまりとせよ。ということだろう。
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まあ、要は正月三が日くらいは、日常のしなければならないことから離れてゆっくり休め。
家族あるいは一族と、ゆく年、来る年を思って、家の中で保存食であるおせちを食べてすごせ、ということだろう。
盆正月と祭り以外には休みもなかった日本の農村の生活上の知恵であり、教えだったのだろうと思う。
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わが家は・・・
和風のおせちに肉がはいっていないのはそのせいだったんだな。
焼き肉まで食べたし・・
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三が日休みをもらったおかげでメスは使わずに済んだ。
それだけで、正しい良い正月だった;笑