何度か書いてきたし、
馬の寄生虫対策はたいへん難しくなってきている。
もう定期的な全頭一斉の駆虫はしない方が良いとされている。
それらについての基礎となっている情報をひとつひとつの学術論文から読み取るのはたいへんな苦労だが、
それらを概説してくれている本が、翻訳されて!出版された。

私は年に何十頭も開腹手術するし、疝痛の相談を受けるし、寄生虫症で死んだ馬を何頭も解剖するので、馬の寄生虫症には興味と知識を持ってきたと思っていたが、
そんな私でも、この本を読むと知らないことがいっぱい書いてあった。
最後は問題集になっていて、課題のように実践的な問いかけがあるのだが、楽々と正解を重ねられる獣医師はほとんどいないだろう。
馬の獣医師は読んでみるべきだ。
馬生産牧場にとっては被害軽減のために利用すべき情報が載っている。
獣医さん以外には少し難しいかもしれないが、読みやすく書かれている。
写真や図表も多い。
このような本が翻訳されて出版されたことに感謝したい。
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きのうは、午前中、腕節chip fracture の関節鏡手術。
昼、土曜日の検査室業務。
午後は、飛節OCDの関節鏡手術。
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オラはおーすとらりあ犬語をしゃべれるのでスキーでこくさいこうりゅうしてきた