前日に生まれた子馬が、その夜から不調で、軽度の疝痛。
翌朝も疝痛、とのことで来院。
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胎便の出た量が少ないので胎便停滞だろう、との推定診断はついている。
血液検査して、超音波検査して、X線撮影して、やはり胎便停滞だろう。
潤滑剤をお湯でもっとトロトロにして重力で浣腸した。
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新生子馬には下剤投与はお勧めしない。
簡単に消化管が膨満し、容易に胃穿孔するからだ。
初乳には下剤効果がある。
だいじなのは乳を飲むことだ。
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Madigan教授らが書かれた新生仔学の教科書には、胎便停滞の治療としていくつかの処置が挙げられているが、下剤投与について、
「不必要だ」
と書かれている。
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もう1冊のequine naonatology の教科書は、検索にhitしない。
そちらにも下剤投与について書かれているが、ひまし油は使うべきでないことが書かれているし、
主流が浣腸であることが書かれている。
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