夕方から第一指骨縦骨折のscrew固定手術。
なんと3日連続。
3頭とも2歳牝馬。
3頭とも左前肢。
うち1頭が着けてきたハーフリムキャスト。
蹄壁から繋、中手骨をまっすぐにし、肢にフィットし、ヒールブロックも付き、層も一体化し、完璧なできだ。
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夜になって繁殖雌馬の疝痛が来院。
午前中から痛かったが、ひどくはなかったとのこと。
超音波で結腸壁が肥厚しているようにも見えるが1cm未満だし、盛んに蠕動・収縮している。
胃拡張があり、10リットルほど粥状内容が抜けた。
食べすぎ?
経鼻カテーテルを留置し、帰って明日まで様子を観てもらうことにした。
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家に戻ってシャワーを浴びていたら、別な繁殖雌馬の疝痛の依頼。
夕方からの疝痛で、ひどくなかったが、夜になって痛みが強くなった、とのこと。
来院したら痛くて立っていられない。PCV48%。
超音波で肥厚した結腸壁が見えた。
すぐ、開腹。
結腸捻転だった。
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その手術が終わる頃、さっき帰った馬がまた痛い、との連絡。
連れて来るように言う。
来院したらけっこう痛い。
超音波でやはり肥厚した結腸壁が見え、今度は収縮しない。
開腹しましょう。
結腸捻転だった。
結腸にチアノーゼはない。結腸壁にわずかに肥厚がある。結腸動脈周囲には浮腫。結腸骨盤曲切開部の粘膜の色調は正常。
終わって、午前2時。
やってる間に、私は60になった;笑
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ツバメが入院厩舎に巣を創り始めた。
考えた末に、アブ採り専従季節雇用職員として住居提供することにした。
観ていると一生懸命、泥とワラを運んで薄暗くなるまで巣を創っている。
東南アジアから海を渡って来るらしい。
近年はツバメの数は減っている。
軒先を貸してくれる家が減ったことも要因かもしれない。
さて、アブは減るか?