現役競走馬の創傷性角膜炎。
数日治療したが、経過が思わしくない、とのことで来院した。
やっていなかった自家血清などを加え、点眼回数を増やすよう指示したが、翌日も思わしくなく再来院した。
表層は明らかなメルティングではないが、深くて嫌な感じ。
中央は深く黒い。デスメ膜に達しているなら穿孔する恐れがある。
穿孔したら、眼球、ボールとしてはダメになる可能性がある。
鋭匙で表層を擦って・・・
眼科用メスで格子状に浅い切開を加えて・・・
羊膜を乗せて、縫い付けて・・・
羊膜でカヴァーされた。
眼球結膜を剥がしてきて・・・・
角膜に縫い止めて・・・・
角膜の損傷が治りにくいのは、血行に乏しいから。感染に弱く、修復・再生されにくい。
結膜は血行豊富。
菌(めずらしくは真菌)を抑える免疫が働き、修復を司る細胞やタンパクが運ばれてくるだろう。
//////////////////
こちらのボールは娘が推奨のモモを丸ごと使った夏限定ケーキ。
もちろん破裂させて中のドロドロクリームもいただきました;笑