研修3日目。
準急患で第一指骨が粉砕しかけた3歳競走馬のscrew固定手術。
X線撮影を繰り返しながら、適切な位置と角度でlag screwを入れていく。
そのことで、骨折線が圧迫されていく様子を観ていただけた。
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昼、疝痛の診断、手術の決断の方法の講義。
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足根関節のDJDが進行した2歳馬の遠位足根間関節のアルコール注入療法。
まず造影剤を入れて、近位足根間関節とつながっていないことを確認しておいてアルコールを注入する。
これもDRを使う。
日常的というより運動器の障害ではほとんどの症例でX線撮影する馬の診療は牛の診療の刺激にもなるだろうか。
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この日は実習馬を借りることができたので、
馬の診察。
馬の望診、視診、触診。
馬の保定。
馬の内科的直腸検査。を実習していただいた。
馬も牛も膝蓋骨上方固定を起こすことがある。
内側膝蓋靭帯の触診の仕方を練習しているところ。
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膝を刺傷して膝蓋骨を損傷し、跛行が続いている黒毛和牛。
膝蓋骨の破片を取り出すドレナージ手術した。
気管挿管して静脈維持麻酔で行ったが、研修の先生に気管挿管していただいているところ。
牛の気管挿管が普及することで、牛も”麻酔”できるようになるだろう。
なんでもキシラジンの鎮静だけ、では衛生的な上質な手術はできない。
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皆さん200~400km離れた地元へ帰らなければならない。
北海道はひとつになるには広すぎる。
2名の先生は残ったが、また馬の疝痛が来院して・・・・
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私たちは、馬でも牛でも全身麻酔するような手術を365日24時間引き受けている。
全国で唯一かもしれない。
日々診療をこなすだけでなく、研修や講習を通じて大動物臨床の進展にも貢献したいと考えている。