引き続き

から。
プラセボコントロール、ダブルブラインド、ランダム化比較試験
が、理想か?
薬剤の効果判定では、画期的な成果をあげてきた。
抗不整脈薬が心臓死を期待したようには減らしていないことが明らかになったりした。
しかし、外科領域では、ランダム化もダブルブラインド化もなかなか難しい。
さらに、外科手技でもプラセボ効果があることが知られている。
そして、臨床研究ではバイアスがつきまとう。
ブラインド化が難しく、バイアスをコントロールできないなら、RCTではなく観察研究でやるのも方法。
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「内妥当性」とは、その研究内部の妥当性。
「外妥当性」とは、得られた研究成果がほかの集団にもあてはまるかどうか。
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世の中にはevidenceなどないことの方が多い。
それでも的確な判断をしていくのが優秀な人なのだろう。
経営者やスポーツ選手でもそうだろう。
臨床においても、evidenceはなくても推察し、可能性が良いであろう方法を選んでいる。
馬の臨床ではヒト医療よりはるかにevidenceに乏しい。
evidenceと経験と本能で、適切な手術方法をとっていくのが腕の良い馬外科医だろう。
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寒い!
冬の楽しみ。