朝、競走馬の腕節骨折の関節鏡手術。
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次は、当歳馬の左後跛行。
2週間前からで、少し良くなるかと思ったら、前日から負重困難になったので予定を早めて来院した。
大腿部がひどく腫れた。
大腿骨骨幹中央での斜骨折。
亀裂骨折だったのが、10日あまりかけて完全骨折になったのだろう。
当歳馬とはいえ明け一歳目前で、もう300kgある。
全身麻酔して大腿骨全長をX線撮影して、粉砕がなければ手術を始めてみて、(粉砕があったらあきらめる)
over-ride 騎乗変位が整復できるかやってみて、(整復できなければあきらめる)
整復できたら内固定を始める。
という方針で始めた。
が、結局、全身麻酔してX線撮影し、大腿骨骨幹部の長斜骨折を確かめた時点であきらめた。
解剖場で患肢だけでぶら下げてみるが騎乗変位は直せない。
直せるとしたら・・・・200kg・・・100kgくらいまでか。
とくに長斜骨折は厳しい。
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今週、私は血液検査当番。
それを終わらせて・・・・
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飛節OCDの関節鏡手術。
片側は足根骨の背側へ軟骨片が落ちていたが、近位足根骨間関節の関節包を切り広げておいて掴み出した。
麻酔起立が4時過ぎ。
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ほかの2人の獣医さんはDRを持って脛骨骨折をプレート固定した馬の経過を撮影に行った。
年内に残りのプレートも抜くか。
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カルテを書いて5時近く。
急患が少ないこの季節。ほぼ、ちょうどの一日の仕事量。
コロナでたいへんな人の病院を想う。
コロナに感染して重症化してもできるだけの治療をしてもらいたいと思っているのなら、
医療者でないわれわれもすべきこと、できること、があるはず。
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顕微鏡の対物レンズ。
×100は油浸レンズ。
だが、他の対物レンズは油浸レンズではないのでオイルでベタベタにしないように使わなければならない。
たまに居るのよ。
油浸レンズじゃない対物レンズにオイルをつけてしまう獣医さんが;笑