USAフロリダ州にある有名な馬病院 Peterson&Smith Equine Hospital で新卒獣医師と獣医科学生のための馬獣医技術実習が行われる。
8月から10月まで5-6日間の実習が6回に分けて実施される。
獣医師は1500ドル、学生は900ドルの参加費。
内容は、
デジタルX線撮影、歯科学、内視鏡、眼科、野外での去勢、種雄馬と雌馬の繁殖、関節穿刺、神経ブロック、regional limb perfusion、腰椎穿刺、疝痛診断、バンデージ、カテーテル留置、食道閉塞解除、気管洗浄と培養、鼻涙管洗浄、新生仔処置、下肢の超音波画像診断、蹄処置。
なるほど、いずれも現代の馬獣医師には必要で、しかし知識と練習がいるものばかり。
日本の馬医者でも自信を持って全部当たり前のようにできるヨ。という人は少ないはず。
すでに一杯で申し込みはもう受け付けていない。
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最近、こういう講習会・研修会がとても盛んに企画されているようだ。
要望があり、人が集まるからなのだろうが、馬病院の新しい収入確保方策なのだろうか・・・
安からぬ参加費を払って参加する獣医師が多いことにも感心する。
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20年ほど前、フロリダ大学で研修させてもらったとき、このPeterson&Smith Equine Hospitalを訪問しなかったのは悔やまれる。
その後、とても優れた症例シリーズを報告していて、たいへん参考になった。
子馬の肢軸異常の骨膜剥離手術は勧めない、とか
結腸捻転での結腸亜全摘の方法と成果、とか
2歳馬の喉鳴りでの披裂軟骨切除とか。
しかし、8月のフロリダは暑いんだろうネ~
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今日は、午前中、入院患畜の治療と、予定を変えて繁殖雌馬の開腹手術。
午後は1歳馬の飛節OCDの関節鏡手術、
繁殖雌馬の傍直腸膿瘍。
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きょうはちょっとあったかかった
かぜつよかった