今日は、地元獣医師会の講習会として、オンライン講習会の撮影。
なにせ初めてのことなので要領がわからず、外部の先生を呼ぶのは不安なので、手前味噌で家畜高度医療センターの獣医師が講師を務めることにした。
1人20分の持ち時間で話してもらい、5人で2時間弱の内容になる、はず。
業者が編集作業をしてくれる。
オンラインで、サーヴァーから観られるのは2月15日10時から、2月16日の午後までの予定。
獣医師会を通じてみなさんのところへパスワードとIDが届く。
他にも観たい人は連絡ください。
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きのうの夜は、疝痛の来院で呼ばれた。
去年5月に結腸捻転の手術をして、colopexyもしている馬。
あと2-3週間で分娩予定だが、痛くて、PC55%、とのこと。
超音波で左で肥厚した結腸壁が見えた、とのこと。
それでは開けてみなければなるまい。
しかし、開腹したらすでに腹腔内は消化管内容で汚染されていた。
助かる可能性はない。
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剖検したら胃破裂だった。
結腸はcolopexyにより固定されていて、捻転や変位をしていた形跡はない。
なぜ胃破裂した?
十二指腸は膨満していた。
上位空腸炎か?
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先日は、家畜共済の保険給付に関わる研修会があった。
このように、腸管手術途中で予後不良の判断をしたら、その手術は家畜共済の給付対象にしないのだそうだ。
ひどい話だ。
診療手技を完遂していないから、ということらしい。
しかし、準備して、麻酔して、手術を最後までやる人手も器材もそろえている。
「無駄な行為だ」とでも言うのだろうか??
臨床をやらない、できない、やろうともしなかった、やったことがない”官僚”が決めごとをするからこんなことを言い出す。
臨床に対する理解も、夜中に呼び出されて命を救うために努力する者への敬意もない。
そのくせ死亡廃用事故は減らしてくれ、という。
矛盾している。
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先日は、生パスタのランチを食べてきた。
大丈夫、感染対策はされているし、密にはなりそうになかった。
飲食店は今ほんとうにたいへんだろう。
様子を観ながら、地元のお店を利用したい。