早朝、17歳の繁殖雌馬の疝痛の依頼。
来院したらPCV40%、身をよじるほど痛い。
結腸捻転だろうと思いながら開腹したら網嚢孔ヘルニアだった。
空腸を引き抜くのに苦労した。
結腸を創外へ出したら網嚢孔へ入り込んだ空腸を引き出すことができた。
結腸が肝臓や空腸に乗っかっているより抵抗が減ったのだろう。
しかし、小腸の2/3ほどが損傷してしまっている。
あきらめた。
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午前中は、12歳繁殖雌馬の側頭骨舌骨関節症の角舌骨摘出手術。
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午後、私は血液検査業務。
そのあいだに去勢。
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当歳馬の臍ヘルニア。
倒馬室で。
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覚醒室で1歳馬のclub foot の深屈腱支持靭帯切断術。
すっかり狭窄蹄になり、跛行をするようになっていた1歳馬。
そうなったら外科的介入をしないと跛行を治すのも無理だろう。
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繁殖雌馬の疝痛が来院。19歳。
2ヶ月ほど前に結腸捻転の手術をした繁殖雌馬で、結腸固定colopexyを引きちぎって再発していた。
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手術が終わる頃、当歳馬の疝痛も来院。
胃拡張があり、十二指腸も腫れている。
胃十二指腸潰瘍か?
胃カテーテルを入れたらガスが抜けた。出血したような胃液も少し。
オメプラール; プロトンポンプ・インヒビターを注射し、帰って様子を観てもらうことにした。
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疝痛rushはまだ続いている。
馬は夏バテだったり、食いすぎだったりしている。
考えて飼養管理を!
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91歳のじいちゃん。
孫のひとりよりはスコア上回りました;笑