朝、1歳馬の飛節OCDの関節鏡手術。
しかし、手術する前から、飛節のかたちがおかしいのに気づいた。
Xrayしたら、ひどい骨関節症 Degenerative Joint Disease, Osteo Arthropathy(Arthritis)。
遠位足根関節と足根中足関節。いわゆる飛節内腫。
調教を始めて痛くなるようなら競走馬になるのは無理だろう。
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昼、疝痛の急患の依頼。
来院したらPCV70%超。口粘膜はチアノーゼ。
朝6時には異常なかった。10時に疝痛を見つけた。それから1時間あまりで来院したのだが・・・・・
Ownerに連絡がつかず、やれるだけやってほしい、ということになった。
あまりに腹囲膨満がひどいので手術台に乗せてすぐに腸管を輸液管で刺す。
ガスが5分以上にわたって抜けて、腹はいくらかゆるんだ。
開腹してあちこちの腸管に輸液管を刺してガスを抜き、結腸を引き出しにかかる。
破裂させないように引き出すのは重労働。とても危険な作業でもある。
腕力と背筋力も必要。
この結腸捻転は、結腸壁の浮腫性の肥厚はひどくないのに弛緩してしまっていた。
粘膜の壊死はひどい。
捻転を整復しても色調は回復せず、盲腸もチアノーゼ。
結腸亜全摘しても助けられない。
あきらめることにした。
洗い出した結腸内容はすごい量だった。
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夕方、当歳馬の疝痛の依頼。
転がりまわるほど痛く、呼吸も速い、ということだったが、来院したら落ち着いていた。
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疝痛の来院が続いている。
高温と渇水が続いた後、雨が降って、急激に草が伸びているのだろう。
馬は夏バテもあるのかもしれない。
馬の腹囲と便の状態をみて、給餌量を調節した方が良い。
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北海道の放牧地にも、木陰をつくるための樹木が必要になってきたのかもしれない。
樹の種類は何が好いんだろう。
毛虫のつく樹はやめておいた方が良い。
ドングリが落ちる樹もよろしくないかも。
ところで馬は木陰に入って休むのか?
オラは木陰、好きです