28日夜はSHCカンファレンスだった。
今年はオンラインでZoomを使っての開催だった。
移動時間が必要ない。地理的条件に縛られない。会場よりスライドが見やすい。必要なら発表を聞きながら周囲とディスカッションできる。必要なら中座できる。寝転んで観れる。ビールを飲みながら観れる。
などなど、オンライン中継学会ならではのメリットもある。
たいへん勉強になった。
若い先生たちが熱心に勉強し、新しい治療方法や難しい症例に挑んでおられて感心した。
-
29日からは3日間、他の地域のNOSAI獣医師の馬診療技術高度化研修2021。
診療の方は関節鏡手術ばかりにならないように調整した。
静脈麻酔での臍ヘルニア、吸入麻酔での喉嚢真菌症、繋靭帯のトリミング、などバラエティーに富んだ症例を観ていただけている。
29日は、牛と馬に分けて麻酔の講義。
ケタミンは使いにくく、プロポフォールは入手できなくなってしまったが、なんとか牛も「キシラジンだけ」でない上質な麻酔をできるようになってもらいたい。
馬も診ることがある、ということを考えると、全員ではなくても必要なときにはケタミンを使えるようにしておくのが良いのではないだろうか。
-
30日午後は時間を空けておいて、子牛の骨折のプレート固定の実習。
2グループに分かれて、前肢と後肢をそれぞれプレート固定していただいた。
脛骨、大腿骨、橈骨、上腕骨。
それぞれに、アプローチ、血管や神経の走行、その骨の形状、多発する骨折の状態、荷重の力学的特徴、など知っておきたいことがある。
それにまず、ドリルやスクリュープレートの扱いに慣れないといけない。
その第一歩になればと思う。
///////////////
食べられないことはないが種の中には毒がある。
ということは馬の口に入ると危ないのだろう。
そもそも葉にも毒がある。
馬の飼料に混ざらないようにしたい。