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Channel: 馬医者残日録
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クラブフット  忙しい秋の日曜日

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朝、前日の朝も疝痛で来た繁殖雌馬が再来院。

前日も結腸変位を疑ったのだが、疝痛がないので経過を観ることにした。

再来院したら、また疝痛を見せない。

「・・・・・もう開腹しますか・・・・開腹せずに治まる可能性もあるけど・・・」

今度は電解質液を飲ませて経過を観ることにした。

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その急患で、予定していた側頭骨舌骨関節症の手術は延期。

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その後に予定していたのは、当歳馬のclub foot 。

配合飼料を変えたら、受胎は良いし、馬のできも良いけど、当歳馬が何頭かclub foot になり、

他の馬は良くなったけど、この馬はどんどん悪化した、とのこと。

もう深屈腱そのものを切らなければいけないレベルなのだが、それでは競走馬になれない。

深屈腱の支持靭帯を切って、かなり大きな蹄尖エクステンションを付けた。

術後は痛み止めを使ってでも運動させた方が良い。

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午後、予定していた当歳馬の臍ヘルニア。

他の2-3頭はゴムで処置してもらったが、一番大きいのはゴムでは無理、と言われたそうだ。

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その後、種子骨骨折で引退した4歳競走馬の去勢。

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そして、朝の疝痛が再発したとの連絡。

今度はすぐに開腹。

やはり結腸変位だった。

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開腹手術の間に、予定していたひどい体重減少の繁殖雌馬の検査。

まだ、若いのだが・・・B.C.S.1.5。

この1ヶ月半で急激に痩せた。

食欲はあり食べるのだが痩せる。不快感はあるが疝痛はない。

腸管に著しく肥厚した部分がある。

蠕動はあるのだが、滞留している部位もある。

Infiltrative Bowel Disease だろうか・・・

皮膚病もある。

好酸球性腸炎ならbiopsy が診断方法なのだが治療方法はない。

                ////////////////

ピンクの実がなるのが好きで植えた。

今年はたくさん実をつけた。

ピンクになるのが他所より遅いのはなぜ?

 

 


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