Quantcast
Channel: 馬医者残日録
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1690

子牛の感染症対策、牛伝染性リンパ腫対策のセミナー

$
0
0

症例報告を再投稿する期限が迫ってきているので、朝5時から修正稿に取り組んだ。

なんとか、再投稿することができた。

            ー

今週は検査当番なので、細菌検査もやっておく。

2件、スマホで撮影し、培地の状態と、それだから有意な菌だと思えない、というショートメールを担当獣医師に送った。

有意な菌だと思わなくても、いくつかコロニーが発育したら”±”と報告する。

すると、担当獣医師は原因菌として可能性があるととらえてしまいがちだろう。

気持ちはわかる。

原因菌を捕まえたくて細菌検査しているのだから。

しかし、単一、あるいは2種までの細菌がある程度の菌量生えてこないなら、原因菌だとは思えない。

感染し、炎症を起こしているのだ。

数コロニーしか生えないことは考えにくい。

すでに抗生剤投与しているから、とかは採材時の状況で考えてもらうしかない。

            ー

休みの今日。

投票日は所用があるので、不在者投票に出かけた。

一票なんか無力かもしれないけど、投票しなければ文句を言う権利も、愚痴をこぼす権利もない。

モリ・カケ・サクラの時代はもうウンザリだ。

            ー

午後、企業さんのセミナー on line.

・子牛の病気は腸炎と肺炎がほとんど。

予防するためにはどうする?

どうすれば丈夫な子牛を育てられる?

というお話。

たいへん興味深かった。

どこかで、じゃあ子馬はどうなんだろう?と思いながら聴いたりもした。

・牛伝染性リンパ腫の話もたいへん興味深かった。

いまさら牛白血病か、と思われがちかもしれない。

国を挙げて清浄化を目指さないなら、個人や地域ではどうしようもない、と思われがちかもしれない。

伝染性リンパ腫対策が必要だ、と言うと異常に反発する牛の獣医さんが居ることも知っている。

しかし、できることはあるはずだ。

研究だけでなく、普及や社会活動と言ってもよい近内先生の姿勢に感動した。

 youtube で今月中は観れるらしいよ。

           //////////////

この秋はカシワの黄葉も美しい。

こちらはヤマモミジの黄葉、と秋を楽しむヤツ。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1690

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>