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Channel: 馬医者残日録
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ホルスタイン新生子牛の屈腱拘縮

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前日に生まれたホルスタイン子牛が突球で、副木を当てたが伸びないということで来院。

かなりひどい。

右前は引張ると伸びるが、これでは蹄底で負重できない。

左前はより重度で、球節で内反もしていて、関節の拘縮もあるようだ。

立てないまま運ばれてきて、そのままキシラジンで鎮静して、局所麻酔して、浅屈腱を切断し、それだけでは伸びないので深屈腱も切断した。

蹄にsuper fast でエクステンションを付けた。

蹄尖を前に出してやれば蹄底で負重しやすいだろう。

これで立てるかどうか様子を観て、だめならキャストを巻いて伸ばした方が良い。

                                           -

1週間ほどで自力で立てるようになり、翌日には歩いたそうだ。

                ---

きのうは、

朝、1歳馬の大腿骨骨嚢胞のscrew固定。PRP療法併用。

開腹手術した1歳馬が術創感染したので再来院。抜糸して、細菌検査材料を採って、洗浄して、イソジンシュガーを入れた。

午後、私は血液検査。

手術室では2歳馬の球節のchip fracture の関節鏡手術。

2歳馬の中手骨外顆骨折のscrew固定手術。

その途中に、1歳馬の舌裂傷の縫合。

鎮静して、下顎神経ブロックして、舌を包帯で縛って引っ張り出して、傷を洗って、鋭匙でデブリドして、縫合した。

              /////////////////

秋は、短くて、寂しくて、好きな季節ではなかったが、今年は楽しめた気がする。

例年より暖かかったからか?

私が暇で楽になったおかげか?;笑


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