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Channel: 馬医者残日録
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手術室の色

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18年前に、今の診療棟を建築したときに、手術室の壁と床の色はクリーム色か、わずかに青みがかったグレーホワイトか、どちらかを選ばなければならなかった。

私は、白を選んだ。

明るくて、清潔感があり、それなりに良かった。

床は傷つき、コンクリートの割れ目に沿って剥がれてきて、汚れも落ちなくなったので塗装しなおしてもらった。

今度は、塗装剤は、グレー、クリーム色、レッド、明るいグリーン、濃いグリーンから選べた。

当然、明るいグリーンを選んだ。

以前に比べると暗さを感じるが、以前が明るすぎたのだ。

  

診療室と同じ色になってしまったが、統一感があると言えなくもない。

馬は立って歩かないのでクッション性は必要ない。

硬いので傷つきにくい。

つるつるだと滑るのでザラザラをつけてある。

今のところ水をはじき、汚れも付着し難い。古くなるとどうかわからない。

                -

手術室で患者さんを覆う布や、術者が着るガウン、そして手術室の床や壁は薄いブルーかグリーンが良いとされている。

術者は血だらけの赤い術野を見続けなければならないが、そこから目を移したときに、赤の補色である青やグリーンの影が見えてしまう。

目の残像現象なのだ。

それを見えないようにするには、手術室の広い面積は青やグリーンであることが望ましい、のだそうだ。

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これから朝の散歩いきます

あちこちで3回ゴロスリしました

雪の白、さいこ~

               


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