日曜日、2日前からの2歳馬の疝痛の依頼。
鈍痛だったのが、転がるほど痛くなった、とのこと。
血液所見は悪くない。
PCV32%、乳酸1.5mmol/l。
超音波で左の腎臓は見えず、脾臓は腹底へ沈み、正中部分でも見える。
小腸が内容がある。この2日間絶食しているのに。
直腸検査で・・・結腸左背側変位だろう、とのこと。
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開腹したら、
やはり脾臓の一部が正中にある。
結腸に押し下げられているのだろう。
塩酸フェニレフリンを点滴投与して脾臓を縮め、ひっかかっている結腸を外した。
結腸動脈沿いには浮腫がある。
しかし、結腸切開はしなくてもよさそうだ。
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手術後の輸液は必要ないだろうし、入院厩舎で観察しなくても良いだろう。
麻酔から覚めたら帰ってもらうことにした。
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家に残してきた相棒は呼吸が苦しくて、具合が良くないとのこと。
予定の診療もないので当番を代わってもらって帰ろうかとも思ったが・・・
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前日は、嘔吐し、失禁したそうだ。
少し状態は良くなった。
もう何も食べたくない。
夕方、気分が良さそうで、表へ出て時を過ごすことができた。