食べ過ぎ疝痛警報を発令して、2日間は疝痛の来院はなかった。
警報発令が効いたんじゃないの?なんて話していたのだが・・・・
朝、繁殖牝馬の疝痛の来院。
5時に発見して、7時に獣医さんが診て、9時半に来院した。
PCV51%。
開腹したら結腸の色調はけっこうひどい。
結腸骨盤曲を切開して、腸内容を捨てて、結腸全体の色調は回復した。
しかし、粘膜の色調は悪い。
結腸動脈の拍動も弱い。
結腸亜全摘することにした。
盲腸結腸ヒダあたりで結腸を切除するが、その部分でも粘膜はひどい。
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夜、一旦帰っていたのだが、呼び戻された。
繁殖牝馬のひどい腹痛で、全身麻酔で倒した馬の腹が丸っこい。
手術台に乗せて、すぐに腹を2ヶ所穿刺した。
ガスが抜けたが、すぐに液が出てきた。
気脹というより、食べ過ぎで柔らかい内容で一杯なのだろう。
開腹して、ひどい色調の結腸を穿刺するが、やはりガスはさほど抜けない。
なんとか結腸を引っ張り出して、骨盤曲切開して内容を捨てる。
これも結腸切除しなければダメだろう。
盲腸まで膨満していて、捻転を完全には整復できない。
結腸動脈を止血し、結腸を切断したが、その部位でも結腸粘膜はひどかった。
あきらめる。
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翌朝、というかまだ夜中。でも、今は3時45分はもう明るかった。
繁殖牝馬の疝痛。
PCV44%。
お産の番をしていたので、夜中2時半に疝痛を見つけたそうだ。
結腸を引っ張り出して、骨盤曲を切開して、内容を捨てて・・・・
24時間内に3頭目だ。
この馬も骨盤曲の粘膜の色調はけっして良くはなかった。
しかし、まだましだ。
結腸固定術 colopexy をして閉腹した。
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シモクレン。
うちのマグノリアはこれが最後かな。
華やかだけど、けばくない。
けっこう好きかも。