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Channel: 馬医者残日録
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麻布大学で「馬の消化器疾患」の講義

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20日仕事を終えて千歳空港へ向かい、9時の飛行機で羽田へ。

うとうとしながら羽田へ着いたら眠たい。

私はいつもはもう寝ている時間だ。

羽田空港内のホテルで熟睡。

            ー

羽田から京急で横浜へ。京急蒲田で乗り換え、おまけに鈍行だったので遅い。

横浜でJRに乗り換えて、東神奈川戻り戻り、乗り換えは新横浜だっけ?八王子行きに乗り換えて、これも鈍行。

結局、羽田から2時間以上かかって麻布大学へ。

大学のHPには羽田から75分ということになってるんだけど;笑

             ー

講義の対象は5年生。

まだローテーションは始まっていないそうだ。

北海道のNOSAI獣医師は、酪農学園大の卒業生が一番多く、二番目は麻布大学の卒業生が多い。

獣医科大学が大動物臨床の教育に力を入れてくれれば、関東圏の獣医科学生たちだって北海道の大動物診療に興味をもってくれるのだろう。

            -

小動物志向で入学している学生が多いのだろうから、小動物の話も交えながら馬の診療の話をした。

Dukeの写真は効果があったように思う。

ゴールデン可愛いですね、と言ってくれた学生もいたから。 

            -

学生さんたちが寝ないし、スマホもいじらないで話を聴いているのには驚いた。

私の話がそんなに面白いはずはない;笑

馬の臨床に興味がある学生など1割もいないだろう。

約1000人が毎年獣医師になるが、そのうち大動物臨床へ進むのは1割、馬は10人くらいだろうから1%ほどなのだ。

            ー

それでも、日本にも少なからず馬が居て、生産地の馬の臨床も継続し進歩していかなければならない。

獣医師の供給源は獣医科大学しかない。

出かけて行って講義をして、馬の臨床に興味を持ってもらわないと続いてさえいけないのだ。

            -

3時の飛行機で帰ってきた。

昼食を食べる暇はなかったが、夜は家で食べられた。

24時間以内で行って帰ってこれるんだから、近いもんだ。

          ////////////

今日は、

披裂軟骨炎の2歳の披裂軟骨切除。

喉嚢真菌症の子馬の再検査。

午後、繋靭帯炎のトリミング手術。

顔面陥没骨折が治った子馬のプレート抜去手術。

 

 

 

 


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