9/1に帯広畜産大学を会場に開かれた北海道産業動物獣医学会に参加してきた。
covid19オミクロン株の第7波が蔓延していることもあり、2会場に分かれ1日だけ。
パーティーはなし。
シンポジウムもなし。
演題数は一番多かったときの2/3ほどだった。
コロナのせいもあるかもしれないし、
会場が札幌や江別ではなく帯広だったためもあるかもしれないし、
学生に発表させていた先生が北海道の大学を去られ、学生の発表が減ったこともある。
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NOSAIからの発表も減ってしまった地域もある。
たまたまかもしれないし、
全道合併の影響もあるのかもしれない。
調査や研究など「自己研鑽」は仕事時間外にやれ、
職場のパソコンは自己研鑽のデータ集積や発表準備に使うな、というお触れ?が出ているが、
私はとんでもないことだと思う。
私たち臨床獣医師の診療は、獣医科大学を卒業して、獣医師国家試験に合格していればできる、などというものではなく、
毎日の診療の中で学び続けないと、向上するどころか、満足なレベルで仕事をすることさえできない。
決められた通りに注射をうってくればそれで事足りる仕事ではない。
私などは、北海道産業動物獣医学会で学ばせてもらわなければ、とてもやってこれなかった、とさえ思う。
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大学を出て、獣医師になって、わからないことがあると教科書を調べながら診療する。
何もかも成書に書かれているわけではない。
珍しい病気などは文献を調べたりもする。
教科書よりは新しい文献があったりする。
学会に行けば、他の地域でどうしているか情報が得られたりする。
その分野に興味を持っている先生と面識ができていれば質問することもできる。
それらのことは「自己研鑽」で片付けられることではない。
診療業務の一部なのだ。
長くなるのでつづく
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懐かしい十勝の風景を走った。
私にとっては日高山脈の山々もそれぞれが思い出になっている。
十勝幌尻岳、カムイエクウチカウシ、コイカクシュ札内岳、ペテガリ、etc.
濃厚な6年間を過ごせたことに感謝している。