調べ物をしていて、1年間のカルテを全部めくった。
2021年度も鹿の角でやられた外傷のカルテがあった。
鹿による被害を調べているわけではないけど。
あと3年分調べる。
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ときどきニュースで、「クマが・・・」と報道されている。
本州だと「ツキノワグマ」か、となるし、北海道のニュースだと「ひゃ~ヒグマだ」とわかる。
しかし、ツキノワグマに襲われるのと、ヒグマに襲われるのはぜんぜんリスクが違う。
チワワに噛まれてもニュースにする必要はないし、土佐闘犬が人を襲ったら大事件だ。
クマのニュースは、クマの種類も報道すべきだと思う。
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さて、本の話題。本題。

あの川﨑秋子さんの冒険小説。
ひきこもりの大学生が、父親に連れて行かれた道東の山中で、ヒグマと野犬と闘うことで生きる力を再生させていく物語。
動物との格闘のリアリティーについてはもうちょっと、かな。
しかし、道東で羊飼いとして生活しながら小説を書いていたこの作家の言いたいことは伝わってきた。
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道東で、野犬の群れがシカを襲っているのが観られているそうだ。
人の被害が出る前に捕獲しようとしているらしい。
犬たちにも狩りができるんだな。
増えすぎたシカ対策に狼を導入してはどうかという意見もあるそうだ。
(小説「肉弾」の中でも紹介されている)
犬じゃあだめか?
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最近、筋トレしている獣医さんが増えてきたようだ。
世の中が筋トレブームだということを除いても、
診療の中で体を鍛えておく必要を感じるのだろう。
都会では、お化粧する男子が増えているそうだ。
筋肉を使わない都市生活より、体を使い筋肉の必要性を感じる田舎獣医の生活の方が、
生きる力を呼び覚ましてくれる生活なのかもしれない。
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おまえは狩りをして生きていく才能はなかったな。
でも本気出したら父ちゃんより強かったかな。
な。