朝、ややこしい整形外科症例の手術。
第一趾骨の底側突起の骨折をscrew固定しないければ行けない症例で、やっている最中、背側にも骨折が見つかった。
起きたことは骨折を伴うひどい捻挫なのだ。
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その途中に子馬の下顎骨折の来院。
乳は飲めているが、両側折れている。
手術した方がいい。
しかし、手術室が空かない。
人手が厳しい。
骨折の手術は「術前のXrayより実際はひどい」ことが多い。
今、手術室でやっている症例もそうだ。
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繁殖雌馬の疝痛の急患。
分娩6日後。
超音波で結腸壁の肥厚が見えた。
枠場で身をよじり出した。
手術室が空いて、すぐに手術開始。
結腸の傷み方は予想より悪かった。
色調が薄紫で、細かい血管が浮き出ている。
それでも回復が期待できる程度だった。
手術時間は1時間10分、午後の予定もあるので、ちょっと急いだ。
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午後は下顎骨折の手術に、第三手根骨盤状骨折の手術、と思っていたが、別な繁殖雌馬の疝痛。
なんと種牡所から直行してきた。
やはり結腸捻転。
色調は白っぽい。浮腫はひどい。
こういうタイプもある。主に動脈が締め付けられるのだろうか。
口粘膜の色とも相関するようなので、全身状態や末梢循環と関係するのかもしれない。
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そのあと第三手根骨の矢状方向盤状骨折のscrew固定手術。
下顎骨折は結局、翌日へ延ばしてもらった。
これらの手術の間に、
当歳馬の白内障の診察。
当歳馬の大腿骨内顆の骨壊死の診察。
あと何か来たんだっけ・・・・・
洗濯物いっぱい、滅菌物いっぱい
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庭の隅でシデコブシが咲きだした。
目立たないところに植えて申し訳なかったな。
世の中にはそういう人も多い。
美しい。