休み明けで出勤したら、前日は日中に開腹手術が3頭あったのだと言う。
入院厩舎へ行っても、どれがどの馬だかわからない;笑
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その日も飛び入りで、分娩3日後の繁殖牝馬の発熱と不調。
PCV59とかなり高く、子宮角穿孔による腹膜炎だった。
開腹手術して、子宮角の裂孔を閉じ、腹腔洗浄。
腹腔ドレインを留置して、腹膜炎治療を続ける。
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夜8時。
3歳馬の疝痛で呼び戻される。
結腸変位のようだ、とのこと。
開腹手術して、ご名答。
結腸左背側変位だった。
腹囲膨満がひどかったが、脾臓にひっかかった結腸を外せた。
・結腸を引っ張って外すのではなく、脾臓を腹腔軸側へ押す
・塩酸フェニレフリンを点滴してもらう
・腹腔内へ生理食塩液を1~2リットル入れて滑りをよくするのと、結腸が浮き上がりやすくする
・それでも外れにくかったら馬を右へ傾ける
結腸の根部で胃にもひっかかっていて、外す操作が危ないようなら、結腸骨盤曲を切開して内容を捨てて、左側結腸だけでも空にしておいてから外す。まあ、これは例外的。
今回の馬は、わりと容易に外せた。
そのまま閉腹。
便秘気味だった。
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夜11時に呼び戻される。
今度は繁殖牝馬の疝痛。結腸捻転のようだ、とのこと。
馬は立っていられないほど痛い。
分娩後1ヶ月。夜飼いのときに疝痛を見つけたのだそうだ。
収牧した後の飼いは完食していたそうだ。
開腹したら結腸の膨満と色調はひどかったが、ガスを抜いて、内容を捨てたらペタンコになって、色調も回復した。
結腸内容は緑色でドロドロ。
青草そのものだ。
colopexyして終了。
2時過ぎには帰って寝たが・・・・・さすがに翌日も、だるくて眠い。
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ミヤマオダマキ
種を採ってきて家の周りにばらまいた。
高山植物として痩せ地でも生えるらしく、砂利の中でも育つ。