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Channel: 馬医者残日録
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大動物獣医さんのphysical 有酸素運動のススメ

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私は、すでに齢63を過ぎ、もう若い頃の体力もないし、回復力・修復力もない。

それでも大きな故障もせずにやってこれたことは幸いだった。

若いときは感じなかったし、考えなかったが、私たちの仕事には、いわゆる”体力”が必要だし、重要だ。

そして、故障しないように体を維持し、使い続けなければならない。

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社会人になると定期的に運動させられることはなくなってしまうので、自分で何か運動する習慣をつけた方が良い。

私は、就職したころ隣町のホテルにプールができて泳ぎ始めた。

水泳は呼吸を制限されるキツい運動だが、自分のペースでゆっくり泳いでいるうちに長い距離を泳げるようになった。

呼吸が楽にできる平泳ぎから始めて、だんだんクロールに移っていったのが良かったように思う。

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職場の先輩に誘われて、秋には町民駅伝大会に出たりもしていた。

小さな町の町民大会なので、日頃からジョギングしていて、たまたま同じ区間に速い高校生がいないと区間賞をもらえることもあった;笑

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自転車にハマっている先輩もいて、誘われてサイクリングに行った。

ロードレーサーに乗るのは初めてだったが、別に乗るのが難しいわけではない。

その頃、同期の獣医師のうちでトライアスロンの本を見かけて、借りてきて読んだ。

水泳と自転車とランニング。

自分にもできそうだ、と思って、トライアスロン用のハンドルを付けた自転車を買った。

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たしかトライアスロンレースデビューは青森県鯵ヶ沢だった。

ロングのトライアスロンにも出場した。

まあ、体力維持のための運動としてはやりすぎ;笑

30歳を過ぎると、職場で人間ドックに行かされるが、面談では「何も言うことはありません」だった。

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35歳までフルマラソンを走っていた。

フルのトライアスロンのタイムを縮めるためにはフルマラソンで3時間を切れるようになりたいと考えて、ランニングに集中してみたりもした。

ただ、私はランの練習距離を延ばすと膝の故障(腸脛靭帯炎)を起こす。

その頃、仕事も忙しくなり、博士号取得の勉強もあり、子供たちの世話もあり、トライアスロンもマラソンもレースからは遠ざかった。

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振り返れば、30代40代のあの仕事の激務を支えてくれたのは鍛えた体だったと思う。

一番だいじなのは毎日少しずつでも有酸素運動を生活に取り入れること。

ジョギングでも、自転車でも、縄跳びでも、一日に一度は息があがるような運動をした方が好い。

水泳は毎日のように泳ぐのは難しいだろう(プールが近いか、費用がかかる、時間がとられる)。

自転車は爽快だが、器材が要るし、パンク修理などの知識と技術も要る。

それと、北海道では乗れる時季が短い。5月から10月の半年かな。

スピードが出るので事故にも注意。

私は、50半ばから犬の散歩になっちゃったけど、これは運動強度が低すぎたかもしれない;笑

退屈なのを除けば、これはなかなかよろしい。

 

 

 

 

 

 

 


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