この1週間、外傷馬が何頭か来た。
放馬して膝をぶつけた1歳とか、
集団で牧柵を破った当歳の1頭とか、
やはり放牧地で球節をめくってしまった当歳とか。
1歳馬が移動し、馬房や放牧地が空いたので当歳馬も移動し、群れが組みかえられたりするのが事故の要因になっているのだろう。
しかたないことでもある。
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そんな午後、疝痛の1歳馬も来院。
盲腸重積だった。
結腸へ入り込んだ盲腸を引っ張り出すのは厳しいか、と思ったが、S先生の頑張りでなんとか抜けた。
盲腸重積は葉状条虫症のひとつだと考えている。
年に1回か2回、葉状条虫に効く駆虫剤をやれば事足りる、というのは間違いだ。
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カシワ林の中のヤマモミジ
風から守られ、日当たりが悪いので葉が繁らず、そしてわずかに陽が刺せば輝く。