北海道の他の地域のNOSAIの獣医さんが研修に来ておられるので、子牛の骨折治療の講義と実習のために出勤。
ところが、初産ホルスタインの難産が来院。
1週間遅れの分娩で過大仔で、産道も狭く出そうにない。
子牛はもう死んでいる。
研修の先生に帝王切開していただいた。
地元の新人獣医さんに教えながら。
さすがに手慣れていて、教え方も優しく親切で感心した。
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午前中に、牛の骨折治療について講義。
午後から実習を始めたのだが、前夕に開腹して入院している馬が調子悪い。
他の獣医師は、講習会へ出かけており、血液検査業務もしなければならない。
それでも、stomach tube で胃を減圧し、輸液を付け直し、etc.
血液検査も終わった。
骨折プレート固定の実習も、脛骨骨折を固定し、キャストを巻かなくても治る強度を確認してもらって終了。
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骨折プレート固定の練習作品。
脛骨骨幹中央の短斜骨折に対して、lag screw で固定し、9孔DCPを当てプレート固定をし始めたところ。
骨幹端には6.5mm海綿骨screwを入れるのが良いと思いますよ。
遠位から3本目のscrewは対側皮質に開けたドリル孔に入らず、皮質内側を滑ってしまった。
これは起こりがちなミス。
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半日の実習だと”体験”くらいかな。
しかし、見たこともないのと、やってみたことがあるのは大違いだと思う。
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ことしは4~5日ごとに雨が降り、ほとんど水まきをしなかった。
植物にも好かったが、紅葉するには秋の寒暖差が少なかったかな。