例年呼んでいただいている特定動物の診療の講習会へ行って講師を勤めてきた。
全国のNOSAIの経験5年未満の獣医さん達が参加者で16名だった。
手を挙げてもらうと、診療区に馬が居て、診る可能性がある人は4-5名。
乗馬経験がある人は1-2名。
それで、あまり細かい話をしても仕方がないので、大雑把に「馬はこうですけど、牛はどうしてますか?」みたいな話にした。
x線撮影装置が使える環境にある人は1/3くらい。
それでは整形外科の話をしても応用・実践してもらう機会はないかもしれないが、若い獣医さん達だ。
必要性を感じてもらって、地元で診療環境の向上につなげてもらいたい。
牛の内固定をプレートでやってはどうでしょう。と提案し、デモも観てもらった。
大学で小動物外科の講義や実習では習っているようだった。
大動物では「できない、やらない」では情けないじゃないか。
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本州府県のNOSAIから来ている獣医さんに聞くと、
診療所があるNOSAIは半分以下。
すべての手術は往診先でやることになる。
1県のNOSAIの獣医師の数はNOSAI日高だけよりも少ない。
日本全国で「1府県1NOSAI」にしようとしているのがどれだけ現状無視で馬鹿げているか、官僚も政治家もわからないのかね?
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その夜は私は帯広でプチ同窓会。
とても楽しゅうございました。