整復ができ、仮止めができ、プレートが準備できたら、あとはプレートスクリューを挿入して固定するだけ。
プレートのスクリュー穴の形状が工夫されていて、
穴の端よりにドリルで穴を開けると、そこへスクリューを締めていけば、スクリューヘッドがプレートを押して、
そのことで骨折線を圧迫できるようになっている。
だから compression plate なわけだ。
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ただ、プレートを押すことで骨折線を圧迫するので、プレートを乗せた側だけが圧迫されがちだ。
それで、pre-bending と言って、プレートをすこし「へ」字型に曲げておく。
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しかし、この圧迫compressionが有効なのは、横骨折や、横骨折に近い短い斜骨折で、
それも完全な整復ができていることが条件だ。
(つづく)
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