私は、馬の顔の陥没骨折をプレートを使って手術してきた。
フェイスガードのようなものを付けて、それへワイヤーで引張り上げておく、というようなことも試したことがあるが、
結局、皮膚を開いて骨の状態を観て、持ち上げておいてプレートで固定する方がうまく行くことが多いと考えている。
Veterinary Surgeryに犬の上顎顔面骨のプレート固定の症例報告が載っている。
ひどい折れ方で、右上顎が口腔内近くまで割れている。
左下のCT像をみると陥没のひどさがわかる。
7頭の上顎・顔面骨折が扱われているのだが、その原因は・・・
3頭が馬に蹴られた!
1頭が車に轢かれた。
1頭はトラックから落ちた。
1頭は柵の支柱にぶつかった。
1頭はワイン作業場掃除機による。
馬に蹴られる犬が多いんだね~
さすが、USAだ。
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きのうは、
1歳馬の大腿骨滑車OCDの関節鏡手術。
午後は、競走馬の第三中足骨外顆骨折のスクリュー固定。
大荒れの北海道だったが、こちらは大して風も吹かず、雪も5cmほどだった。