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Channel: 馬医者残日録
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ドサンコの脛骨内果骨折

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11月に飛節を腫らして跛行するようになったドサンコ。

12月にX線撮影したら、おおきな骨片が飛節の内側に見つかった。

関節鏡を入れてみようと思っていたのだが、関節液の増量はまったくない。

飛節の内側は固く腫れている。

手術室で毛を刈ってから超音波で観てみると・・・・

脛骨内果の遠位に大きな骨片。

関節腔内ではない。

ほかにも脛骨の関節包付着部あたりに骨片が見えた。

右下は距骨内側滑車。

それで、飛節の内側を切開して骨片を摘出することにした。

まず皮膚の上から目印の針を刺してX線撮影。

皮膚を曲切開して、また針を刺す。

針先に骨片を感じる。

あとは切開して、骨片についている靭帯を骨片から切り剥がして、骨片を摘出した。

脛骨外果ではこのような捻挫に伴う骨片骨折がよく起きるが、内果ではめずらしい。

皮膚には傷があった。

蹴られたのかもしれない。

                        /////////////////

雪が降らない地域の人は、雪道が滑ると思っている。

圧雪になると滑る、と知っている人もいる。

でも、ほんとうに危ないのはブラックアイスバーンだ。

歩いてても滑るし、犬でも転ぶ;笑

ずっと昔、ジョギングしていて下り坂でころんで足首を捻挫した。

2ヶ月くらい痛かった。

そう、靭帯損傷である捻挫は、治るのに時間がかかるものなのだ。

 

 


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