自分の講演、症例発表、出張の準備もあり、時間が取れないが、読み進めようと思っている。
「馬の外傷」は基本的な、よくある、しかし難しい、被害の大きい課題だ。
もちろん怪我をさせないように管理できれば理想だがそうもいかない。
サラブレッドが外傷を負ってしまうと、ちょっとした傷でも痕が残って商品価値が下がってしまうことが多い。
まして、大怪我では途方にくれるしかないこともあり、治療に数ヶ月かかり、予後も想像つかないこともある。
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創傷治癒は外科学の基本で、病理組織学的に研究された理論が古い教科書にも載っていた。
しかし、近年、サイトカインや分子レベルで組織の再生が説明できるようになり、この本にも馬についての最新の創傷治癒理論が説明されている。
それを知り、実践に生かすことで、理論に裏付けられた外傷管理ができるようになればと思う。
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本の最初には翻訳にあたったJRAの若い先生方の名前が並んでいる。
こんな分厚い馬臨床の洋書を分担して翻訳できるのはJRAならではだろう。
そして関係機関に配っていただけるのはたいへんありがたい。
感謝。
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朝から湿った思い雪が降った。
暖かくて水分が多いので、夕方にはコチコチのアイスバーンになった。
車の運転に気をつけましょう。
イヌでも転びます。
じゃなくて、体をすりつけるヘンな奴。