全国公営競馬獣医師協会の機関誌の表紙に、開腹手術馬の退院の写真が載っている。
日本獣医生命科学大学の馬術部の馬が結腸左背側変位を起こし、開腹手術で助かったのだそうだ。
素晴らしい!!
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私もちょうど結腸捻転・変位の開腹手術のデータを調査している。
この30年で、結腸捻転や変位の馬が助かるようになったのだ。
われわれにとっても、最初の結腸捻転馬1頭が助かったときは画期的だった。
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数時間で手遅れになってしまう結腸捻転馬を、日常的には開腹手術していない地域で助けるのはたいへんなことだ。
しかし、そうか、結腸左背側変位なら可能性はかなり高いだろう。
結腸捻転ほどは緊急手術でなくても間に合うことが多いはずだ。
いずれにしても、生産地や競馬場以外で、馬の腸管手術が成功するのは大きな前進だ。
Good Job !!
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今日は、ホルスタインの子宮捻転。
分娩予定日までまだ18日ある。
ローリングしたが、直らない。
立位で開腹したが、とても腹腔内で回せるようなものではない。
子宮弛緩薬を投与したら、少しは動かせた。
そのまま帝王切開して、子牛を後肢から引っ張り出した。
子牛はもう角膜が白くなっていた。
昨夜から疝痛を示していたとのことなので、早くに胎子は死んでしまったのだろう。
子宮壁を縫合し、腹壁も閉じた。
4時間がかりの大仕事だった。
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今日は成人式。
飛びついてやろうと狙ってたのに・・・・・・・・