このあたりとしては記録的に寒い。
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こういう寒さを経験したことがない人は、-10℃も-20℃も凍ってしまえばかわらない、と思っているかもしれないが、
20℃が快適でも30℃が暑いように、マイナスでも10℃の差は大きい。
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私が大学時代をすごした帯広は冷え込む街だった。
真冬になると毎日マイナス20℃近くなる日が続く。
気象情報で発表される帯広の気温は、市街中心地近くにある帯広測候所のもので、帯広畜産大学は町外れにあるのでそれより何度か寒い。
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私は山岳部員で、冬山登山もしていたのでずいぶん寒い思いもした。
日高山脈へ深く入り込む林道の奥は畜産大学周辺より寒いし、そこから山に登ればさらに気温は下がる。
それでも、最も寒いと感じたのは日高山脈の山中ではなく、真冬の層雲峡へ行ったときだった。
それを登りに行って、銀河の滝の対岸でキャンプした。
冬用のシュラフ(寝袋)に、ヒマラヤ登山用のダウンジャケット(羽毛服)を着て寝ていたのだが、寒くて眠れなかった。
たぶんー30℃を超えていたと思う。
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帯広畜産大学に入学して冬になると、本州から来た新入生は先輩に特別な防寒対策が必要であることを教わる。
帽子、手袋、雪道用の靴は必須で、それはファッションじゃなくて、凍傷にならないための必需品なのだ。
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春じゃない冬の実習生が来始めた。
宿泊施設の水道が凍って水がでない。
部屋も寒い。
実習生のみなさん、防寒具はしっかりしたものを持ってきて下さい。
本州は温帯(近年の本州以南の夏は亜熱帯だと思った方が良いが)ですが、
北海道は亜寒帯です。
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こんなに寒いんだから!;笑