朝、放牧地でショック状態になった馬が来ると言う。
分娩後5日の繁殖雌馬。
状態はひどく悪い。
腹腔穿刺して腹膜炎を確認した。
細菌は形や大きさが異なる複数の種類が見えた。
しかし、この馬、膣にかなりの大きさの血腫があった。
それが化膿して腹腔へ開いたのかもしれない。
膣から血腫を切開して搔き出した。
ひどい腹膜炎であることは間違いないので、開腹手術することにした。
そして・・・・
腹腔内は消化管内容だらけ、安楽殺することになった。
盲腸便秘からの盲腸破裂だった。
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その間、生まれて3日目の子馬が腹囲膨満して来院。
あまり乳も飲めない。包皮がひどく腫れている。
X線撮影、超音波検査で消化管の気張と腹水増量。
浣腸したが胎便は出てこない。
腹腔穿刺したが、腹水も採れない。
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入院厩舎にはNMS 新生仔不適応症候群の子馬が二組入院している。
その他に母馬がPOIの親子も。
忙しい1日の幕開けだった。
to be continued
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冬に逆もどりしたように寒い。
朝は-8℃だった。